銅は、そのままの金属の形で自然界に存在する数少ない金属物質の一つです。さらに融解が比較的容易という事もあり、青銅器時代から既に銅は広く使われてきました。今日では、その電気伝導度の高さとその他の物理的特性から、これまで以上に重要となってきています。植物や動物には不可欠な微量元素である一方で、微生物にとっては有毒です。
この技術資料では、プリントスクリーン電極であるscTRACE Gold 電極を用いた陽極ストリッピング電圧電流法 (ASV) による銅の測定について紹介しています。蒸着時間 30 秒の場合、検出限界はおよそ 0.5 μg/L です。