雪の陽イオン含有量は、サンプルを採取する場所によって大きく異なります。路傍から採取されたサンプルでは、融雪塩に起因して、おそらく高いナトリウム含有量が示されることが予測されます。このアプリケーションでは、路傍から採取された雪のサンプルの分析について示しています。分離は、直接電気伝導度検出を用いたマイクロボアMetrosep C 6 - 250/2.0のカラムにおいて行われます。ナトリウムとアンモニウムの濃度に大きな差があることから、250 mm のカラムが選択されます。この条件により、双方の陽イオンのベースライン分離が可能となります。