分光電気化学測定 SPELEC：電気化学測定と分光分析を統合したソリューション

電気化学測定装置に、UV-Vis、Vis-NIRあるいはラマン分光法を組み合わせて、1台の測定装置にしています。 SPELECは、バイポテンショスタット/ガルバノスタットに分光計と光源を組み合わせて、連動できるようにしていますが、必要であれば、電気化学測定モードと分光測定モードを切り替えて、単独でお使いいただくことも可能です。
電気化学測定では様々な波長の以下のようなソリューションがご利用いただけます：

• VIS-NIR (350-1050 nm)
• UV-VIS (200-900 nm)
• 近赤外 (900-2200 nm)
• ラマン (785–1010 nm, ラマンシフト 0–2850 cm^-1)

スクリーンプリント電極を用いた分光電気化学測定用のアクセサリーを各種取り揃えています。これらのアクセサリーは他の分光電気化学セルと互換性があります。

適切なセルとスクリーンプリント電極を用いれば、少量のサンプルで透過、反射、ラマン分光の実験ができ、フロー分析でも反射実験が容易に行えます。また、スクリーンプリント電極はラマン信号の  SERS 基板としてもお使いいただけます。

DropView Spelecは、直感的で使いやすい専用ソフトウェアで、測定、データ、データ処理を容易にし、光学ならび電気化学測定を完全に同期化します。
このソフトウェアなら、電気化学曲線およびスペクトルをリアルタイムで表示し、様々なモードの測定を追跡できます。データ処理に関しても、プロットの重ね合わせ、ピークの統合および測定、3Dプロット、スペクトルフィルムなど、DropView Spelecには多数の機能があります。

分光電気化学測定は、電気活性な物質や酸化還元反応生成物を測定し、特定するのに便利なテクニックです。

材料科学やセンシング、腐食、有機/無機化学、エネルギー貯蔵、電気触媒、生命科学、環境、新材料の特性評価、光化学エネルギー変換、太陽電池、分析化学など、多種多様な研究分野に応用できます。