サンプルのなかには直接滴定で水分量が測定できないものがあります。メトロームはカールフィッシャー水分測定ができるようサンプルを前処理する様々なテクニックがあります。
- サンプルがKF溶媒に溶解しにくい:水分気化法
- 固体サンプル:ポリトロンホモジナイザーで粉砕・均質化
- サンプル数が多い場合:オートサンプラーを使用した多検体自動化
測定が難しいサンプル?それなら水分気化法です!
水分気化法では、サンプルを加熱し、蒸発した水分を乾燥キャリアガスを用いて測定容器に送ります。この方式は以下のような問題がある場合に最適です:
- 高温でしか水分を放出しないサンプル
- KF溶媒に溶解しにくいサンプル
- KF試薬と反応してしまうサンプル
この方法ならサンプルがKF試薬に触れることがないので、電極や測定セルが汚染されず、キャリーオーバーやメモリー効果が排除できます。
メトロームには水分気化法に対応した860 KFサーモプレップがあります。生産性をさらに上げたい場合、885コンパクト水分気化装置付きサンプルチェンジャーを用いてサンプル前処理と分析を自動化することもできます。
固体試料の水分測定?それならホモジナイザーが役立ちます!
固体サンプルを測定したい場合、Polytron高性能ホモジナイザーが役に立ちます。Polytronを用いれば、サンプル全体が確実に均質化できます。
お問い合わせ
KF水分計に関するお問い合わせは、メトロームジャパンまでご連絡ください。 e-mail : metrohm.jp@metrohm.jp