Q11:標準的な溶離液のバックグランド電気伝導度はどのくらいですか?A11:こちらのバックグラウンド電気伝導度表を参考として下さい。 代表的な測定条件におけるバックグランド電気伝導度をまとめました。 これらの値はあくまでも参考値ですが,これらの値を利用することで,装置の安定状態の確認や調製した溶離液濃度の確認を行うことができます。
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Q12:イオンクロマト用分離カラムを使う上での注意事項は何ですか?A12:使用可能な範囲内の溶液で使用すること,過剰の流量・圧力下で使用しないことがポイントです。 |
Q13:ガードカラムを付ける必要はありますか?A13:高価な分離カラムを保護するために,ガードカラムを付けることをお薦めします。 |
Q14:分離カラムは,どのくらい持ちますか?A14:使用状況や保管状況により大きく異なります。 |
Q15:サプレッサーはどのくらい持ちますか?交換時期の判断基準は何ですか?A15:使用状況により大きく異なりますが、約3年での交換をお薦めします。サプレッサーの飽和時間が短くなりましたら交換してください。 サプレッサーは劣化しますとイオン交換能力 (バックグランド電気伝導度を低減できる能力) が低下し,その結果として,短時間にバックグランド電気伝導度が上昇してしまい,分析可能な時間が短くなってしまいます。また、ベースラインに明らかな乱れも発生します。このような現象が発生した場合には,サプレッサーローターを交換して下さい。 サプレッサーの劣化原因の一つとして,サプレッサーの充填剤への汚れが考えられます。サプレッサーの充填剤が汚染された場合には,洗浄により性能を回復できる可能性があります。有機物の汚染に対しては水と混和する有機溶媒 (アセトニトリルやメタノール等) を通液して下さい。通常,有機溶媒濃度が50%程度の溶液を通液して洗浄しますが,有機溶媒100%であってもサプレッサの性能を低下させることはありません。また,金属による汚染に対してもEDTA-2Naを流すことにより洗浄することが可能です。 詳細な洗浄方法に関しては,別途お問い合わせください。 |